声もなく 姿も見えぬ 君なれど 求めし心 耐ゆることなく |
悠久の 大河の流れ 絶え間なく 恋うる想いよ 君が身元に |
野に鳴きし 鳥もつがいで 居るものを 何故に今宵も 我独り泣く |
求めたる 想いの焔 消えやらず この身焦がして 情念地獄 |
二人して 渡りし川で 有ればこそ 何故にこの身は 独り棹さす |
すぐそこに あると思いし 幸せが 指の隙間を 零れ落ちたり |
幸せと 思い込みしが 偽りで 掴めば消ゆる 夢幻よ |
信じれど 心うつつな 人ならば 愛の花咲く 夢忘れじと |
果てしなき 時の流れに 身をゆだね 明日のわが身を 夢にみしもな |
いとぐるま 絡み縺れて 行く末の 縁はかなし 夏の夕暮れ |
朝焼けの 空にはばたく 金色の 翼きらめく 鷲になりたや |
ささやかな 願いし望み 何時の日か 叶えられると 今日も夢見る |
時は過ぎ 時は流れど 人の世は 回りまわりて 変わることなし |
梢より 今だ厳しき 日差しさし 夏の終わりに 我何思う |
今日を終え 明日を終えても 変わりなく 虚しさ胸に 時は過ぎ行く |
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