人の世の 流れあがらい 身を揉まれ
    傷つき果てて すがる(えにし)
何願い 何を求めて さすらいの
   荒野にいでし 我が身せつなや
声限り 叫べと届かぬ 遥かなり
     求めし灯り 夢幻か
喜びと 思えど虚し 陽炎の
   描きし砂の 夢のしじまよ
我が(かいな) 抱きし胸の 哀しさよ
     熱き血潮に たげりしものを
抱かれる 夜毎を夢に 観しもがな
   独り眠りて 枕濡らさん
我を呼ぶ 君が観声に 振り返り
   姿探せど 我が影法師
()えたぎる 情念の焔 身を妬きて
    逢えぬ逢瀬の 人の世かなし
ひっそりと 人知れず咲く 野の花の
    想いいずこに 荒れ野を駆けて
うたかたの 夢か幻 空蝉の
     一夜限りと 鳴く声哀れ
遥か空 逢えぬ君の名 口ずさみ
      ()ゆる想いに やつるる我が身
今宵又 情念()ゆる 片瀬川 
     主と棹差す 恋路ひそけし
過ぎ去りし 恋のほたる灯 消えやらず
  今宵月観て 君しのぶれば
君が声 耳に残りし 何時までも
     夜毎くるおし 独りせつなく
絡み合う 糸の縺れに 涙して
       別れいずるは 遥かなりけり  






































































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