風船の 何時しか糸が 切れて飛び
  指先かすめ 大空遥か
声聞けど 心弾まぬ 今宵又
   夢は消え往き 想いは薄れ
虹の橋 渡るその日を 夢に見て
  萎えし心に 友の友情
頼れども 頼りきれない もどかしさ
  明日はいずこに 彷徨えるのか
めぐり逢い 心裂かれて 悔しさに
  恨む気持ちも 朝日に溶けん
かけ違う 心のほつれ 繕えど
 虚しさの凝る 糸目哀しき
輝けし 朝の訪れ 陽に誓う
  夢を求めて 今日も生きんと
過ちを 重ね過ぎ行く 人の道
  我も躓き 倒れし道か
人の世の 越すに越されぬ 浮世川
  流れるままに 流離い続く
優しさの 裏に潜みし 自我の顔
 ひび割れ崩れ 朝日に溶けん
ふつふつと 湧き出だしたる やるせなさ
  かける言葉も 消えうせ果てし
笑顔見せ 笑う姿の 涙雨
  言葉にならぬ 別れを告げん
天高く 澄みし青空 心地よく
  遥かに浮かぶ 白き綿雲
君待ちて 今宵も更けし 花陰に
  涙一筋 ほろりと零れ
心ゆれ 想い募れど 君遥か
   流れかよわぬ 片恋舟

































































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