寒々と 夜空高く 昇る月
  主も独りか 桃咲く春に
愚かなる 人の強欲 血を流す
   幼子抱きしめ 天を仰ぎ見し
争いに あけし人の世 嘆くとも
   一筋信ず 愛の心を
旅立ちを 迎える春に 夢抱き
  つらき涙を 笑顔に隠し
春くれど 望み遥かな 雲の果て
  流す涙を だれぞ知るかな
花香り 小鳥囀る 春の日に
     独り寂しく 君偲ぶるや
移ろいし 時の流れに あがらいて
   傷つき果てた 亡骸ひとつ
胸躍る 想い懐かし 春の夜
  過ぎし時間の 儚さ秘めて
身悶える 想いの深さ 君知るや
   春の夕暮れ 声も聞こえず
甘えたり 拗ねて見せたや 我が心
   茜の空に 想い馳せたる
情念の 焔に焼かれし この身をば
   すがる胸なし 守る(ひと)なし
雨音に 心閉ざして 聞き入れば
  静かに募る 想いの糸よ
梅雨空に 弾む足音 幼子の
  小さな長靴 色映えわたる
遥かなる 時のかなたに 閉ざしたる
   熱き想いを 独りかみ締め
ただ傍に 居られるやすらぎ 求めても
   儚き夢と 涙する夜






































































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