鼻血

 鼻血が出た時は、あわてずに親指と人さし指で鼻の両脇(上の方の小鼻)をしっかりつまみ、あごを引いて、楽な姿勢で座ります。

●すぐに鼻を押さえる。

●衣服をゆるめ楽にさせ、座らせる、もしくは少し寄りかからせる。
寝かせたとしても頭は高くする。
飲み込むと後で嘔吐する原因となるので、頭をやや下に向かせ、のどに流れ込む血液は口から吐き出させる。
●鼻を冷やす。

●10分ぐらいたってもまだ鼻血が出るようであれば、冷たいタオルや氷で鼻を冷やしながら鼻の圧迫を続ける。
●親指のあたま位の大きさの綿花、もしくはティッシュを用意し出血している鼻腔に挿入する。
さらに患者にしばらく鼻をつまませる。
もしくは出血している鼻一方を圧迫する。
●鼻血が止まっても、すぐには鼻をかまない。
また鼻をいじるなどして粘膜を刺激しない。

●止血後、鼻の中にある血の固まり(ゼラチン状になったもの)を無理に取らない。

 心配であれば病院へ行きましょう。

●鼻血が始まった時間、出血している時間の長さ、おおまかな出血量(洗面器一杯くらい、等)、出血の状況(時々、ずっと出ている、等)、できれば血圧、既往や服用中の薬、などをすぐに医師に伝えられるようにしましょう。
救急車を呼ぶ場合も同様に、状態を電話で説明できるようにすると対処が早いです。
ワンポイント
 
 何よりも小鼻の圧迫を

●鼻を冷やしている時も必ず鼻の圧迫を続ける。
 綿やティッシュペーパーを使うと、後からそれを抜き取る時に、また出血することがあります。
出血のある怪我

鼻血の原因

鼻炎の場合は鼻のかみすぎ、また鼻にガンがあると血の混ざった鼻汁が出たり、出血することがあります。
高血圧の人は鼻血が出やすくなる場合があり、また肝硬変、血液を生産する能力が低下する再生不良性貧血、白血球が異常に増殖する白血病などでは血液を固める能力が低下し出血しやすくなったり、また喉の病気で出血したり、頭部の出血が鼻から出ることもあります。

間違った鼻血の対処法

首筋をトントンたたく
これは全く無意味。
しばらく上を向く、横にさせる
顔を上に向かせると鼻血が喉をつたって食道に流れてしまいます。
血液を飲み込むと、胸やけし、吐き気が起こります。
絶対、上を向かせてはいけません。
病院に行く必要の無い鼻血
子供はよく鼻血を出しますが、正しい止血法ですぐに止まります(血液疾患が無い場合に限る)。
つぎに、鼻の穴を傷つけたり、ぶつけたりして出たものも止血法で止まります。
病院に行く必要のある鼻血
高血圧があり、薬を内服している、かつチョロチョロと出血が長時間続いて止まらない。
鼻の中に割り箸や串などを刺してしまい大量の出血がある。
洗面器一杯くらい出血したが止まる気配がない。
血液疾患がある。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送