急病

 脳卒中や心臓病など,突然病気にかかったときも,あわてずに対応しましよう。

 脳卒中

 脳の中またはその近くの血管が突然破れたり,血管の中に血のかたまりなどができて脳の血液
循環が悪くなると,急激に意識障害や運動障害を起こします。このような病気を脳卒中といいます。
脳卒中を起こすと,重ければそのまま死亡したり,助かっても手足がきかなくなったり,舌がもつれて
話すことが難しくなったりすることがあります。
脳卒中にはいろいろな型がありますが,主なものとして,脳出血,脳梗塞,くも膜下出血があります。

手当

倒れているところで意識の有無を調べ,意識がなかったり,気道がつまっている
  ときは,気道確保をします。
 ネクタイ,ベルトなどの衣服はゆるめ,楽に呼吸ができるようにします。

呼吸の障害があるときは,人工呼吸などの手当を行います。
毛布などで保温します。
倒れたときの状況,顔色,意識の状態などを調べて,医師に連絡し,その後の
  手当について指示を受けましょう。
倒れた場所が便所や浴室または戸外などの場合には,数人の手を借りて近くで
  安静にできる場所に静かに移します。運搬の際,頭部と胴体を水平に保ち,特に
  頭が動揺しないように注意しましょう。
水平に寝かせる。顔が紅潮しているときには上半身をやや高めに寝かせましょう。
嘔吐があるときには,吐いたものを誤って気管に吸い込まないように横向きに寝か
  せましょう。
医療機関に運ぶ場合は,医師の指示に従い,安静にして運びましょう。

 

心臓病

 狭心症,心筋梗塞などの心臓病は心臓の筋肉を養う血管(冠状動脈)の硬化から発生しますが,これは肥りすぎや高血圧,糖尿病,ストレス,酒,たばこののみすぎなどの不摂生,その他の病気などから起こりやすいといわれます。

 狭心症
 心臓の筋肉に栄養を与える冠状動脈が,動脈硬化のために心臓の筋肉が要求するだけの酸素を供給しきれなくなると,心臓部の痛みが起こることがあります。

手当

胸が縮めつけられるような痛み,あるいは踏みつけられるような感じがしたら,まず
  あわてないで安静にすることです。
部屋のなかにいたら横になって休む,街を歩いているときや運動中,仕事中のときは
  すぐ立ち止まり,座るかしゃがむとよいでしょう。静かにしていれば5〜10分で発作は
  おさまります。
 おさまったらできるだけ早く,医師の診療をうけましょう

 心筋梗塞
 おもに冠状動脈の動脈硬化が原因になって血管の内部が狭くなり,血液がそこにたまったり,また硬くなった血管の一部がはがれて血管をふさいだりして,その先へは血液が行かなくなった結果,心臓の組織の一部が破壊されてしまった状態をいいます。

手当

自分で動くことは禁物です。毛布などで保温をして,布団などによりかかるなど,本人
  の楽な姿勢にします。呼吸をしていなければ,気道確保をして人工呼吸をします。
  脈拍がなく,心(臓)停止が堤われたら心(臓)マッサージをします。意識がはっきりしな
  かったり,吐き気があるときには,水分を与えてはいけません。







































































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