傷の手当をするときには,
○ 出血を止めること 以上のことを第一に心がけなくてはいけません。 |
すり傷は,皮膚をこすった傷(擦過(さっか)傷)で,浅くても傷の表面が広く,汚れとともにばい菌がつきやすく,出血が少ないのが普通です。
水道水などで土や泥をよく洗い流し,清潔なガーゼをあてて包帯をします。
手当 |
★傷口にできた血の塊は,自然に血液が固まって止血されたものなので,むやみに |
★傷口に直接,綿やティッシュをのせてはいけません。傷口に細かい繊維が残ります。 |
刃物や金属片など,鋭利なものによる傷で,出血が多く,痛みも強く,深い場合は筋肉,腱,神経を切断していることもあります。
清潔なガーゼをあてて少し強く包帯をします。
手当 |
★軽く切ったくらいの傷ならば,傷口についたばい菌を出すために,少し出血させてから |
とがった物が皮膚をつきぬけて刺さってできる傷で,傷口は小さいが奥が深く,出血はそれほど多くないが感染の危険性が高い傷です。
手当 |
★小さい刺し傷なら,手当の前に少し血を絞り出してから清潔なガーゼをあてて包帯を |
ハチにさされると局所の痛みと腫れが生じます。
ハチの毒に過敏な人は,一匹にさされただけでもショック状態になったり,呼吸停止を起こして死亡する
場合があるので注意しましょう。
手当 |
★傷口に針が残っている場合は,根元から毛抜きで抜くか,横にはらっておとします。 |
動物にかまれた傷は,犬,ねずみ,蛇などによるものが主なものです。
動物の菌は不潔なので,特殊な病気ばかりでなく,一般の感染を起こす恐れがあります。
手当 |
★どんなに小さい傷でも,石鹸を使い水道水で傷口をよく洗い, |
手当 |
★鼻をしっかりつまみ,あごを引き,口で息をしながら安静にします。 |
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★うなじを叩いてはいけません。 脳の真下を叩くことになり,危険なうえ効果もありません。 |
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★ティッシュペーパーや脱脂綿は詰めないこと。 繊維が鼻の中に残り,しかも傷口がふさがらず再出血の恐れや, 化膿の原因になります。 |
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★血が止まらないときは,もっと深い部位からの出血を考えて医師の診療を 受けましょう。 |
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★頭を打って鼻血が出たときは,止血に時間をかけるより,いち早く医師の診療を 受けましょう。 |
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